バイオトイレとは

バイオトイレとは

仮設トイレに革命を起こしたのが「バイオトイレ」

従来、仮設トイレの設置には、水洗がひけない、下水道が工事ができない場所では、汲取り式以外に選択肢がない中、登場したのが「バイオトイレ」です。
水洗式と異なり水を使わないで人の排泄物を微生物(バイオ)の力で分解・処理することができ、悪臭がせず快適に利用できるのが特徴です。バイオトイレは上下水道が整っていない場所で利用が多いイメージを持たれるかもしれませんが、弊社が取扱っているバイオトイレは、富士山などの山岳地はもちろん、東京都内をはじめとする都市部での利用が急増しています。ここでバイオトイレの老舗メーカー、株式会社ミカサ製のレンタル専用バイオトイレについてご説明いたします。

水なしでどうやって分解するのか?

微生物を分解する媒体に杉チップを使用しています。 し尿が杉チップに投入されると、し尿に含まれる微生物が活動を始めます。
ヒータの熱で微生物の活性化と水分蒸発を促進します。 槽内の杉チップがかく拌。酸素を取り込み、微生物の活性化をさらに促進します。 最適な温度、湿度と酸素により微生物はし尿を水と二酸化炭素に分解していきます。

時間をかけて便を分解するため、1日に利用できる回数に制限があります。この制限を守れば、約1年~1年半、杉チップの交換は必要ありません。
よくあるご質問で「1年半も利用してし尿が溢れないの?」と問い合わせをいただきますが、微生物が分解をし続けるため溢れることはありません。
またニオイがなく快適に利用できるため、女性専用仮設トイレとしての導入も増えています。

バイオトイレのデメリットは1日の利用回数に制限があること。最大利用回数を超えて使用を続けると、微生物による処理が追い付かず、おがくずが水分の多い状態になると微生物が死滅し活動できなくなります。便を分解不能となり、悪臭を発生します。なので、1日あたり何名使用するかわからない大きなイベント、祭りなどの導入には不向きです。
そこで、バイオミカレットを導入する際の注意点をご紹介します。

バイオトイレを導入する際の注意点

1日あたり何人が使用するか?

1日の使用回数に限度があるため、イベント等、使用人数が把握できない場所にはバイオトイレは向きません。
1日最大で何人利用するかを把握することが肝心です。余裕をもって利用回数は多め試算しましょう。

電気が使えるか?

ヒーターで温めたり、撹拌するのに電源が必要です。発電機利用の場合、通電時間によって処理能力は変動します。例えば、1日あたりの通電時間が半日(12時間)の場合、処理能力は半減します。最大利用回数が40回であれば20回以下となります。

使用期間は?

使用状況や環境により変動しますが、杉チップの交換は1年~1年半。レンタル利用の場合は、使用期間内に媒体の交換が必要かどうかをご確認ください。

微生物の活性化に必要な物は?

人間の体内にある微生物の力で分解するため「微生物活性剤」などの補充は不要です。また、レンタル・販売ともに杉チップを投入した状態で納品いたします。

使用限度回数は?

レンタル専用のバイオミカレットBM30-Ⅰ型は最大利用回数40回/日です。
販売機種は5種類あり、最大利用回数は30回~70回と異なるため、ご利用環境に合わせてお選びください。

設置スペースは十分にある?

便器の下に撹拌槽があるため、通常の仮設トイレより高さがあることが多いです。また、階段(ステップ)が付属しているため奥行きもあります。寸法図の確認を行って下さい。

バイオトイレについてもっと知りたい!という方は、バイオトイレ「よくあるご質問」は下記よりご覧いただけますので是非ごらんください。

他、ご質問等ございましたらお気軽にご相談ください。

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