使用しないと微生物は死んでしまう?

使用しないと微生物は死んでしまう?

「バイオトイレは利用しない期間が続くと、微生物が死んで使えなくなる?」という問い合わせをいただくことがあります。長期間バイオトイレ利用をしなければ微生物は活動しなくなりますが、大便が杉チップに投入されれば、再び微生物は活性化するので心配無用です。

バイオトイレには大きく2種類ある

バイオトイレには、微生物活性剤の投与するタイプがありますが、バイオミカレットは微生物活性剤は使用せず、自然の力で分解します。人間の体内にいる腸内細菌が大便と一緒に、ヒーターで温度管理されている杉チップに投入されると、腸内細菌(微生物)の働きが活発になります。撹拌されるときに得る酸素と、ブロアによる酸素供給により、好気性状態をつくることで、より微生物が活性化しやすい環境を整えます。
なので、バイオミカレットは、しばらく利用しない場合でも、「微生物が死なないように栄養を与える」必要はありません。

工事現場の営業先で伺った話で、過去に他社製バイオトイレを導入した際、ほぼ小便の利用だったため、微生物が死なないようにと工事現場の所長がバナナの皮を入れたところ、ひどい悪臭がしたために「二度と使わない!」とその所長はバイオトイレを敬遠されるようになったそうです。

生ごみも処理できる?

生ごみのコンポスト処理のように、食べ物の残りもバイオトイレで処理可能かと問い合わせを頂くことがありますが、バイオミカレットでは禁止しております。処理はできるものの、肉、魚など様々な食べ物や油などが混じると、悪臭の発生がするためです。快適なトイレとして利用ができなくなります。仮に処理する場合も、細かく刻む必要があるでしょう。

まとめ

同じ「バイオトイレ」でも利用条件が異なるため、誤って利用で悪臭が発生するなんてことがないよう、必ず導入前に、仕様をご確認ください。